1 遺言書の検索  多く利用されているのは,「自筆証書遺言」「公正証書遺言」ですので,公正証書遺言については,お近くの公証役場で公正証書遺言の検索をすることもできます。必要書類がありますので,まずはお近くの公証役場で確認をし,予約を入れてみてください。 自筆証書遺言については,ご自宅に保管されているか,専門家を介していると,その専門家の方に預けているケースもあります。 2 相続人の確定   戸籍謄本,除籍謄本,原戸籍謄本で確認できますが,外国人の方については戸籍制度がない国が多いため,出生証明書等を本国官憲で発行してもらうことも必要になります。 3 相続財産の確定   遺産分割や相続放棄等の検討のため,相続財産の把握が重要です。 相続財産は早めに確認しておいてください。 4 相続放棄申述   相続人になったことを知ってから3か月間という短い時間が設定されていますので,相続の放棄をする方は,お亡くなりになられた方の最後の住所地を管轄する家庭裁判所で手続きを行う必要があります。 5 準確定申告   これまで確定申告をしていた方が亡くなった場合,死亡後4か月以内に確定申告をしなければなりません。 こちらも短い期間が設定されていますので,お亡くなった方がどのような仕事をしていたのか把握していないといけません。 6 遺産分割   相続人全員で,どの遺産を誰が相続するのか決める必要があります。 それを書面化したのが,遺産分割協議書です。 7 相続税の申告   基礎控除額を超える場合,10か月以内に相続税の申告をする必要があります。